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【しずはうす】「ショコラはうす」牛乳パックで作る水無月 ~ NO5 ~ | しずはらノート | 京都 | 医療法人稲門会_精神科病院・老人保健施設

しずはらノート

【しずはうす】「ショコラはうす」牛乳パックで作る水無月 ~ NO5 ~

 今回は「水無月」を作りました。京都では「6月30日に水無月を食べないと夏は迎えられない!」というほど代表的な和菓子です。この半年の罪や穢れを祓い、残りの半年無病息災を祈願する神事「夏越祓(なごしのはらえ)」のときに用いられ、上部の小豆は悪魔払いの意味があり、三角の形は暑気を払う氷を表していると言われています。

今回は牛乳パックと電子レンジを使って簡単に「水無月」を作ってみることにしました。

もち粉・上新粉・強力粉・砂糖・水を加えてよく混ぜ、そこに熱湯を加えてさらに混ぜます。

そのタネを少し残して牛乳パックに注ぎ、口を閉じたら横にして電子レンジでチン!

牛乳パックの上部をカットしたら甘納豆を並べ、残しておいたタネを上から注ぎいれます。

水に濡らしたキッチンペーパーとラップをかけてさらにチン!

両手を使って作業する応用動作。立位の安定が無ければ出来ない動作です。

物品(はさみ)の使用をしながらの動作になるので応用的な動作となり全身の持久性の向上を目的にも行いました。

これをよく冷やします

 

「どう?美味しそうでしょ?」

 

冷えたらまわりの牛乳パックを外して中身を取り出します

 

しかしパックの角が固くてなかなか外せずみんな苦労しました・・

「これ、硬いわね・・」

 

牛乳パックから外すのは力を要し、座ってでは難しい作業です。立位動作に加え、指のピンチ力向上にも働きかけることも出来ます。

薬等の袋を破く動作に繋がります。

 

水無月らしく△に六等分したら・・・

均等に切り分けることを前提としたので、全体から切り分ける個数分をイメージすることになり、認知面へ働きかけています。

包丁という鋭利な道具を使用する機会は少ないです。利用者様に、満足感を感じてもらう作業です。

お皿に盛りつけます。

盛り付けやすいようお皿を準備するなど協力体制バッチリとれています

 

デイケア本日のおやつ完成!みんなで水無月を食べ厄払い!

 

 

最後に今回のふりかえりと次に何を作るかミーティング♪

 

京都の季節の和菓子という事で、その話題で雑談しました。何げないコミュニケーションが認知症予防において重要なことです。

誰かの為に作るという事は昔は当たり前であった利用者様たち。このような機会を設け、満足感・達成感を感じて頂くことが一番の目的です。